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皆さんが中国語の勉強を始めるとき、はじめに勉強するフレーズおそらく“你好!”でしょう。
中国語を勉強していない人でも「ニーハオ」が中国語の挨拶であることはご存知でしょう。
“你好!”の意味として、どの教材にも「こんにちは」という訳が付けられています。しかし、それはあくまでも便宜上の解釈で、
厳密に言えば、“你好!”=「こんにちは」ではありません。
ここには、日中文化の違いが隠されているのです。
そもそも、「好」は「元気だ、よい」という形容詞なので、疑問形“你好?”にすると、「お元気ですか?」という意味に変わります。
ですから、“你好!”を直訳すると、「あなたは元気ですね!」となるのです。
「元気があれば、何でもできる!」という言葉が日本にもあります。中国の人々も昔から兎にも角にも健康に気を使っています。
中国料理は世界三大料理の一つに数えられていますが、その中、医食同源の考えに基づく薬膳があります。
そのほか、漢方薬、気功、整体……例を挙げたらキリがありません。
その昔、秦の始皇帝は不老不死を求めて、家臣(徐福)を霊薬探しの旅に出したことがとても有名です。
それほど健康に気を使っている人々ですから、ほかの人と顔を合わせたとき、やはり相手の健康を同じように気遣います。
“你好!(あなたは元気ですね!)”と挨拶するわけです。もちろん、相手にはいつでも元気でいてほしいという願いから、
“你好!(あなたは元気ですね!)”という言葉は朝も、昼も、夜も、いつでも言えます。
一方、日本は四方を海に囲まれています。人々はよそへ移住することが難しい状況にありました。
周りの人仲良くできず、村八分にでもされたら、一家心中の事態にもなりかねません。そのため、できるだけ相手の気持ちを察し、
相手を傷つけないようにする表現が多くなりました。たとえば、動詞を文の最後に持っていたり、
相手の意見を反対にする場合に「ちょっと…」「考えておきます」などと遠まわしに言ったり…
そのような日本ですから、人と顔を合わせたとき、「今日はいい天気ですね。」「今日はご機嫌いかがでしょう」「今日はどちらへ?
」と相手の顔色を伺うようにするのです。そのうち、文頭の「今日は…」だけが残り、「こんにちは!」という挨拶が生まれたのです。
日常でよく使われる短い一つをとっても、日中の考え方の相違点を垣間見ることができるのです。
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